資料請求・お問い合わせ

冬のガーデニングにオススメ!初心者でも育てやすいお花は?

新しい一戸建てのエクステリアに、花壇を作る予定だけれど、「冬」はどうしたらいいんだろう…?
そんなお悩みをもつあなたに贈る、「ガーデニング初心者さんがトライしやすい冬の花壇に咲かせる花」のオススメ情報です!

冬の花壇の王道中の王道「ビオラ」「パンジー」

小学校の花壇や街の歩道を彩る冬の花の「代表選手」として、花に詳しくない人でも親しみのあるのがビオラ、パンジー。和名である「三色スミレ」という名前でご存知の方も多いでしょう。

すでに花が咲いているポットを購入して、移し替えるだけでOKな取り入れやすさ、1ポット数百円程度で購入できる価格の安さ、DIYショップでも園芸店でも、豊富な花色を選べてどこででも手に入る気軽さ、基本的に1年草なので、シーズンが終わればほかのものに植え替えてしまえばよい気楽さと、ガーデニング初心者さんにピッタリの植物です。

◆ビオラ、パンジーの選び方
ビオラ、パンジーは同じ品種の花と思えないほど多彩なバリエーションがあります。

園芸店では花の咲いたポットの状態で、秋ごろから並び始めます。種から育てる場合は、8~9月に種まきをすることになります。ポットを選ぶときは、つぼみがたくさんついているものを選ぶとよいでしょう。
ビオラは花が小さめですが本数が多く、パンジーは大きいものでは10cmちかい大輪になるものもあります。ビオラ、パンジーだけを植えるのか、シンボルツリーの根元を飾るのかなど用途に合わせて組み合わせてみましょう。

◆ビオラ、パンジーの違い
ビオラとパンジーの違いは、「花の大きさ」です。

花の大きさが約5cm以上の大きめのものを「パンジー」、花の大きさが約5cm以下の小さめのものを「ビオラ」と表現することが多いのですが、学術的な違いはなく、もともとは同じ花で、さまざまな突然変異や多品種とのかけ合わせでバリエーション豊かになりました。
そのため、花の大きさが5センチ以上でも、お店で「ビオラ」と売られることもありますし、その逆もあります。
また、近年では「パノラ」と呼ばれる、ビオラとパンジーの中間のサイズ感の園芸品種や、5枚の花弁がくるりとカールしていたり、カーネーションのようにフリルがある園芸品種が登場するなど、多種多様です。

◆ビオラ、パンジーに適した場所
冬の寒さに強く、霜に当たっても枯れない植物ですが、日当たりの悪いところには向きません。また、あまり風の強いところでは育ちが悪くなります。
もともと冬の間は生長がおそくなります。2月ごろ、「花のつきがゆっくりになってきたかな?」と思っても、植え替えるのは少し待ってみましょう。
3月の終わりごろ、暖かくなり始めてくるともう一度いっせいに花をつけてくれます。

◆ビオラ、パンジーの上手なお世話
ビオラ、パンジーともに冬の間ずっと花を咲かせるために欠かせないのが「花がら摘み」です。
咲き終わってしぼんだ花をそのまま放っておくと、あとから新しい花が咲きにくくなってしまいます。花がしぼんだ後には、当然「実」ができます。花を放置していると、養分が実に行ってしまうため、新しい花は咲きません。

それだけでなく、しおれた花や葉っぱは病気の原因になることも。次々と短期間でしおれる花ではありませんが、こまめに見つけて取り除きましょう。取り除くときは手で花だけを摘み取るのではなく、茎の根本近くからはさみで切り取るようにしてください。

また、切り取った花がらや落ちた葉っぱなどを土の上にそのまま放置してはいけません。そこから害虫やカビ、病気などが発生しやすくなります。必ず捨ててください。
水やりは、土が乾いたら与えましょう。冬の間は夏ほど土が乾きません。
あまり水をあげすぎると、気温の低い日に霜がおりたり、土中で凍ってしまうことがあるので、水やりは午前中がオススメです。

◆ビオラ、パンジーの時期が終わったら?
ビオラ、パンジーは夏の暑さには弱い品種です。「夏越し」といって、ガーデナーのなかには上手にビオラ、パンジーを次の冬にも咲かせる人もいますが、その労力と、毎年数百円で新しい花を手に入れられることとを比べると、毎年植え替えるのがオススメです。

また、5月ごろ、気温も上がり湿度があがってくると、病害虫が発生しやすくなります。毛虫や芋虫だけでなく、梅雨の時期にはナメクジ、ダンゴムシも発生して周りの植物にも影響します。4月ごろまで元気に花を咲かせますが、すべてしおれるまで待つよりも、4月に新たな花を植え付ける準備をするために、少し早めに花壇の整理に取り掛かるのがオススメです。

冬でも新生活を花に囲まれてスタートしたいところですが、家の中のことも片づけたい、引っ越ししたばかりの時期はあまり手間はかけたくない、というのが正直な気持ちでもありますよね。

慣れないガーデニング作業を毎日続けなければならないような、ハードルの高い植物ではなく、「もし枯れてしまっても、園芸ショップやDIYショップでいつでも安価でポットが手に入る植物」をご紹介しました。

もちろん地植えになる花壇ではなく、まずは鉢植えからはじめてみるのも気軽でいいですよ!



上へ