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クローゼット収納は管理しやすい仕組み作りが重要!

≪今回のポイントは?≫

・「物が多くても整った暮らしは出来る」
・「今ある洋服一枚一枚としっかり向き合う」
・一番ラクに継続できるしまい方を考えてみる

「物が多い=片付かない」は大きな間違い

まず皆さんにお伝えしたいのは、クローゼットの整理収納を行う時、ゴールを「洋服を減らす」に設定しないでほしいということ。
何故なら、減らすことをゴールに設定してしまうと、全く減らないことにイライラして挫折しやすくなるからです。

正直なところ、どんな場所や物にも言えることですが、片付づかない原因の一つに「物が多いから」ということが挙げられると思います。ですが本当の原因はそこではなくて、「不要なものが紛れ込んでいることで管理がしづらい」というのが片付かない大きな原因だと、私は考えています。

ですからクローゼットも本当に必要な衣類だけにし、管理しやすい仕組みづくりをすれば、たとえ洋服が多くても散らかるクローゼットにはなりません。
私自身、洋服は大好きで沢山持っていますが、クローゼットが散らかって探し物をしたことはありません。

是非皆さんに知って頂きたいのは「物が多くても整った暮らしは出来る」ということです。

それぞれに向き合って作る“クローゼットが片付く仕組み”

ここからは具体的な「クローゼットが片付く仕組みづくり」に関してお伝えしていきたいと思います。

まず、衣替えのタイミングでも良いので、「今ある洋服一枚一枚としっかり向き合う作業」をして見てください。
先ほども言ったように、減らすことがゴールではないので安心してください。ここでは減らすことではなく自分が持っている洋服を把握し、向き合うことに意味があります。この作業は一気に終わらそうとしなくて大丈夫です。引き出し1段ずつでも良いのでご自身のペースで進めてみてください。

向き合った時に必ず以下のことを考えてみてください。

・1年を通じて着たことがない
・今の自分に合っていない
・今の体型に合っていない
・着ると疲れる
・穴が開いていたりシミが酷い
・思い出や思い入れがない

この質問全てに対して「YES」という回答である場合は、それはもうあなたにとって「不要な衣類」である可能性が非常に高いということです。
上記に当てはまるものを手放すことでクローゼットの中はお気に入りの、そして今のあなたに合ったクローゼットへと変化していきます。

上記の作業をして、「全く減ることがなかった」という結果でもそこは落ち込むことではありませんので安心してください。
今ある衣類を把握できたことが「クローゼットが片付く仕組みづくり」への大きな一歩となります。

自分のスタイルに合わせて収納グッズを吟味して

衣類が把握できたら、次は「管理しやすい収納」を作り上げていきます。ここは収納本の通りにはいきません。
何故ならば、ご自身の性格や考え方の違いにより自分に合う収納法は様々だからです。

まず、ご自身が「1. とにかくたたむのが嫌なのでかける収納を優先したい派」、「2. 洋服は型崩れさせたくないからたたむ派」のどちらなのかを考えてみてください。

これによって収納法やアイテム選びはだいぶ変わってきます。まず1の方はできるだけたたむ手間をなくすために、多くかけられるようスリムなハンガーを選ぶことをお勧めします。

パンツやスカート用のハンガーもなるべくスリムな物を選ぶようにして見てください。

そして2のタイプの方は、もう一つ収納アイテムを揃える前に考えるべきことがあります。

それは「どんな風にたたむのか?」ということです。
収納本などには丁寧な衣類のたたみ方が掲載されていますが、考えなければいけないのは、「そのたたみ方を自分は継続できるのか?」ということです。ご自身が一番ラクに継続できるたたみ方を考えてみてください。

そのあとは、衣類をたたんだ時のサイズを把握しましょう。たたみ方によって引き出しの「選ぶべきサイズ」は変わってきます。
平畳で収納する場合、立てて収納する場合と、たたみ方に合ったサイズのものを選ばないと重ねすぎてしまい、結果ごちゃつくクローゼットとなってしまいます。ちなみに我が家の場合、どの衣類もたたむと15cm以下となります。
ですから、引き出しを選ぶ際も高さが15cm以下のものを基準としています。

衣類を収納する引き出しを選ぶ時には「多く入る」ということではなく、たたみ方のサイズに合った引き出しを選ぶというのが管理しやすいクローゼットのポイントとなります。

“分類”は外せない!管理しやすいクローゼット

かける収納、たたむ収納ともにいえることですが、「管理しやすいクローゼット」にするには分類も欠かせません。
トップス・ボトムス・ソックス・ベルトなど「アイテム別」に分類する方法はもちろんのこと、洋服の「用途別」に分類するという方法もあります。私でいうと、職業柄「作業用」「講師用」という分類を取り入れていたりします。

こんな風に、実はクローゼットの収納も正解は一つではありません。だからこそ、衣類と向き合いつつ自分自身と向き合い、「自分に合った方法を取り入れる」というのがポイントとなります。

是非みなさんも「クローゼットが片付く仕組みづくり」で「大好きな衣類が管理しやすいクローゼット」を作り上げてみてください。





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